プログラム内容
飛騨市河合町の伝統工芸品「山中和紙」。厳しい自然に育まれた山中和紙は、素朴な美しさと優しい感触が人気で、便箋や封筒だけでなく、インテリアや雑貨にも使われています。
河合町では農家の冬仕事として伝承されてきましたが、近年では生産農家が激減しています。そういった状況下で、山中和紙の生産技術を守り伝えようと長尾農園で継承しました。そしてこの技術を残していくために、ぜひ色々な方に山中和紙づくりに触れていただきたいと思っています!
今回は、この楮(こうぞ)の皮むきのお手伝いをしていただける方を募集します!
山中和紙の伝統を引き継いだ長尾さんのお手伝いをしながら山中和紙の歴史を受け継ぐ数少ない職人の技術の凄さをぜひ体験してください♪
どなたでも参加可能です。お気軽にご参加ください!
当日プログラムの流れ
◎11月3日(水・祝)・7日(日)・13日(土)の参加者を募集します!
※各日程の午前または午後の部をお選びいただけます。
※複数日程も参加可能です。
※1日ご参加いただく方は、昼食をお持ちください。
【午前の部】
8:00 集合
8:00〜8:10 各々の自己紹介、山中和紙・作業の説明
8:10~10:00 楮(こうぞ)の皮剥き
10:00~10:30 休憩
10:30~12:00 楮(こうぞ)の皮剥き
12:00〜 オカエシをもらって解散
【午後の部】
12:50 集合
12:50〜13:00 各々の自己紹介、山中和紙・作業の説明
13:00~15:00 楮(こうぞ)の皮剥き
15:00~15:30 休憩
15:30~17:00 楮(こうぞ)の皮剥き
17:00~ オカエシをもらって解散
プログラム募集背景
有数の豪雪地帯として知られる河合町には、800年ほど前から「楮の雪ざらし」という独特の手法による和紙づくりが伝わっています。和紙の原料となる「楮」を雪にさらし漂白するという手法で作られるこの和紙は「山中(さんちゅう)和紙」と呼ばれ、ナチュラルな風合が魅力の和紙です。
農家の冬仕事として伝承してきましたが、近年では生産農家が激減しています。そういった状況下で、山中和紙の生産技術を守り伝えようと長尾農園さんが継承しました。
この伝統ある山中和紙の製造は、昔は近所の人達で協力してやっていました。
しかし、昨今の人口減少の影響で近所の人を集めて作業することも難しくなってきています。作業も人手が不足しています。
今後もこの素晴らしい技術と山中和紙を残していきたい!と思っておりますので、ぜひたくさんの方にお手伝いいただけると嬉しいです。またヒダスケを通して、飛騨の山中和紙に興味を持っていただけると嬉しいです!
プログラム案内人(ヌシ)について
長尾農園の長尾隆司です!
夏はトマトづくりなどの農業を営んでおり、冬は伝統工芸の担い手として山中和紙づくりをしています。
今回の楮の皮剥き作業は、山中和紙を作る工程の中では原料を作る作業で、地味な部分にはなりますがとても大切な作業です。
とても人手がいる作業なので、ぜひお手伝いいただけると嬉しいです!また伝統工芸に携わる貴重な機会になるかと思いますので、山中和紙づくりの一部ですがぜひ体験してみてください!