ヒダスケ初合宿!?石棒クラブ文化財の3Dデータ化をお手伝い✨
11月27日・28日に石棒強化月間最後のイベント「石棒クラブ飛騨みやがわ考古民俗館で3Dデータ化のお手伝い&技術も習得しちゃおう合宿」を開催しました!
今回の合宿は、タイトルの通りですが、飛騨みやがわ考古民俗館に収蔵されている縄文土器などの文化財を3Dデータ化するお手伝いをしていただきました。当館で収蔵されている文化財を3D化することで、地域内外の方々に発信・共有するためのとても大切な活動です。
今回は6名の方が参加してくださいました。その中には文化財の3D化に興味のある方、飛騨市のファンの方等々、遠方では埼玉県の方にもご参加いただきました!
この時期のプログラムはいつも寒い中で、当日は降雪もあり暖房設備も準備して臨みました。
2人1組で分かれて撮影をスタート!
6人中4人が初心者の方でしたが、講師の野口先生と森先生にアドバイスを頂きながら進めていきました。3D撮影は、まず360度あらゆる角度から文化財を撮影し、次に撮影データをパソコンの3D化ソフトで変換します。
撮影した写真がうまく繋がらないときれいに3Dモデルとして生成されないため、いかに細かく撮影するかが3D化の大事なポイントです。
休憩時間は、民俗館の敷地内にある茅葺民家の中の囲炉裏で火を囲みながら休憩しました。
1日目は地元の飲食店の方に特別に作ってくださった縄文ベーグルと飛騨市のイチオシの薬草茶を、2日目は宮川町の川で採れた鮎を地元の方が囲炉裏で焼いてくださり、みんなで美味しく食べました。どちらの縄文メシもとっても美味しかったです!
1日目の夜は、FabCafe Hidaで石棒サンドを楽しみながら、3Dのことや1日目の振り返り、文化財について楽しく語りあいました。FabCafe Hidaは飛騨古川の街中にあるとても素敵な空間で、ものづくりができるカフェです。FabCafe Hidaのスタッフさんにもこの場所のことを詳しく教えていただきました。
合宿ということで、飛騨市のことを知ったり、交流の時間がいつものヒダスケに比べて多く、参加者同士や講師の方と交流を深めることができました。
2日間の合宿で無事に3Dデータをいくつか作ることができました✨
参加者の中には「試行錯誤を繰り返して完成させた3Dデータには愛着が湧く」といった感想を言ってくださる方もおり、開催できてとても良かったです。
寒い中での撮影でしたので、もし次回開催する場合はさわやかな季節に開催したいと思います。
参加者の皆様、講師を務めてくださったお二人の先生、本当にありがとうございました!
これからも石棒クラブの活動をきっかけに、文化財のコミュニティがどんどん全国に広がればいいなとワクワクしています。
ヌシ飛騨市教育委員会文化振興課三好さんからのメッセージ
この度は、2日間のご参加、誠にありがとうございました!
皆さんが、データ化していくのを拝見し、正直「スゴい!」の一言でした。 こんなにも簡単にいく作業ではないので、驚きました。 3Dデータ化していただいた資料は、いつでも見ていただけるようにし、それが現地で見え頂ける、というのことを理想としています。 ですので、いつでも資料に会いに来ていただきたいです。
次回は、季節の良い時に企画したいと思います。 その節は何卒よろしくお願いいたします。
本当にありがとうございました!!!
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