プログラム内容
大正から明治にかけて、岐阜県飛騨地方の農家の娘(10代)たちが、野麦峠を越えて長野県の製糸工場へ働きに出た風景が描かれた映画「あゝ野麦峠」。
現在、飛騨古川さくら物産館横の街なかポケットミュージアムにて、当時の飛騨の糸引き工女(糸引きさ)研究資料の展示を行なっています。また、「工女さんなりきりツアー」「野麦峠まつり」などを通して、当時の工女さんの様子や生活など伝えています。
6月11日(土)に、飛騨市文化交流センターにて千昌夫さんを中心とした演歌歌手のコンサートが開催されます。それに伴い、当時の工女さんの格好をして、5分ほどの簡単な劇を行います。
そこで今回は、この劇に工女さんの格好をして、劇団員になっていただける方を募集します!
具体的には、工女さんの格好(用意あります)をして、歩きがなら用意したセリフを一言喋っていただきます。
貴重な機会かと思いますので、ぜひご協力よろしくお願いします!
プログラム当日の流れ
◎6月11日(土)9:00〜15:00の参加者を募集します!(募集人数:4名)
9:00 集合(飛騨市文化交流センター入り口)
9:00~9:10 各々自己紹介
9:10~12:00 お手伝い内容の説明、工女さんへの衣装着替え (待機、お昼弁当の用意あり)
12:00~15:00 劇団員として出演!(どこかの時間で5分ほど)、コンサートが終わった後にみんなで写真撮影
16:00〜 オカエシをもらって解散、無料でコンサートをみていただけます!
参加条件
①10代〜30代の女性。
②中学生以下の方は保護者同伴でお願いします。
プログラム募集の背景
明治時代、富岡製糸場の創業を契機に、機械製糸業が発展し、飛騨からも多くの女性が長野県の製糸工場に出稼ぎのため、野麦峠を越え働かれに行かれていました。当時の様子は、映画「あゝ野麦峠」や「野麦峠まつり」「工女さんなりきりツアー」、テレビや新聞などでたくさん伝えられてきました。
しかし、年月が経ち、当時の実際の様子を伝えられる方が減ってきました。そこで現在、飛騨古川さくら物産館横の街なかポケットミュージアムにて、当時の飛騨の糸引き工女(糸引きさ)研究資料の展示や、様々なイベントなどを開催しています。今後もこの飛騨の歴史や文化を正しく知ってもらい、地元の人たちにも知っていただけたらと思っています。
今回は、劇団員として当時の工女さんの格好をして、劇にでていただける貴重な機会になるかと思いますので、ぜひご協力いただけると嬉しいです!
プログラム案内人(ヌシ)について
飛騨の語り部の鮎飛です!
現在、飛騨の語り部として、飛騨古川さくら物産館横の街なかポケットミュージアムにて、当時の飛騨の糸引き工女(糸引きさ)研究資料の展示ガイドのボランティアをしています。7年かけて、当時の工女さんたちにインタビューを重ねてきました。当時の工女さんたちの様子は、大変だった、辛かったなどと伝えられがちですが、実際の声を聞くと、楽しかった、良かったなどの声がたくさんあります。
飛騨の歴史や文化を築いてきた、そんな糸引きさの様子知っていただきたいと思っていますので、ぜひご協力よろしくお願いします!