プログラム内容
飛騨市の最北端、歴史と価値のある『飛騨みやがわ考古民俗館』を舞台に、小規模ミュージアムの活用と活性化を目指す取り組みを行っています。今回は、1日館長第2期生を募集します!
プログラムの背景
飛騨みやがわ考古民俗館は、石棒や縄文時代に使用されていた石器や土器、民具などの貴重なものが沢山残っているにも関わらず、固定電話もなく、過疎化が進み維持していくのが困難な状況です。 年間30日しか開館しない超レアな博物館ですが、全国には同じような課題を持つ博物館がたくさんあるのではないでしょうか?
そのような中で、石棒クラブが立ち上がり、飛騨市の宮川町から1,000本以上も発掘された石棒を通じて、いかにしてファンを増やすことができるのかをテーマにチャレンジしています。小規模ミュージアムのあり方を全国にお示しできるように、石棒クラブなりに試行錯誤しながら取り組んでいます。
石棒クラブの活動もあり、多くの方にご注目いただき来館者数も増加し、無人開館も実施できるようになりましたが、有人での開館は年間30日しかできていません。
それは、決して開館したくないのではなく、開館できないのです。なぜなら、人口減少などにより募集しても管理人が集まらないのです。
そこで、1日でも多く開館し、多くの方に飛騨みやがわ考古民俗館をみてもらいたいという思いから、1日館長をしてくれる方を募集します!
1日館長ヒダスケに応募できる条件
以下の2つを満たす方。
①飛騨みやがわ考古民俗館に3回以上来館したことがある方(オンラインイベントなどでの参加も含む)
②情熱を持って来館者を案内できる方
1日館長になるまで
①ヒダスケ!から申し込み!【10月8日(火)〆切】
②オンラインで講義を受ける【10月16日(水)の夜】
飛騨市教育委員会文化振興課の三好さんから、飛騨みやがわ考古民俗館を紹介する際のポイントや、考古館の開け閉めなど管理人として必要な事をお伝えします。
※講座の受講は任意となります。10月16日(水)19時30分〜21時で開催予定です。
※zoomを使って講義をする予定です。
③オンラインで試験を受ける。【10月24日(木)の夜】
飛騨市教育委員会文化振興課の三好さんが出題する筆記試験と、考古館を模擬案内する実技試験を行います。
※10月24日(木)19時30分開催予定です。
④1日館長合格!
飛騨市教育委員会より合格通知が届きます。1日館長の日は、飛騨市教育委員会と相談して決めます。
今年度は11月10日(日)に行う予定です。
1日館長の主なお仕事
お仕事その1 看板を設置する
お仕事その2 お掃除をする
お仕事その3 来館者を案内する
お仕事その4 日誌を書く
昨年度の一日館長の様子
昨年度は3名の方に1日館長をしてもらいました。
【館長をしていただいたみなさまのご感想】
「楽しかったとしか言いようがない。お客さんが来なかったらどうしよう、かといって来たらどうしようと、土器土器でいっぱいでした。」
「すごい楽しかったです。カメムシ除去や火入れなどリアルな体験ができた。」
「いざチャレンジしてみると、自分が思っていた以上に言葉が出てこず、人に説明するということの難しさを痛感しました。それと同時に、考古学の奥深さを改めて感じつつ、石棒の魅力に気付かされました。」
プログラム案内人(ヌシ)について
石棒クラブ・飛騨市教育委員会文化振興課の三好です。
文化財の保存と活用をテーマに地域の皆さんに親しみを持ってもらうために日々活動しております。多くの方に本物の石棒を見ていただきたいけど、なかなかオープンできない、そんな思いから1日館長を募集しました。
講義や試験があるなど書いてありますが、その辺りはヒダスケさんと楽しくコミュニケーションとりながら進めれたらなと思っています。
裏側の仕事が垣間見える機会でもありますので、皆様のご参加お待ちしております!