飛騨市河合町の伝統工芸「山中和紙」。
河合町で生産される和紙で、原料は楮(こうぞ)という植物の皮を使用しています。楮の皮は繊維が長くて強靱で、光沢があり、和紙の特徴である薄くて強い性質を持っています。
山中和紙の伝統を引き継いだ長尾さんのお手伝いをしながら 山中和紙の歴史を受け継ぐ数少ない職人の技術の凄さをぜひ体験してください♪
プログラム募集の背景
有数の豪雪地帯として知られる河合町には、800年ほど前から「楮の雪ざらし」という独特の手法による和紙づくりが伝わっています。和紙の原料となる「楮」を雪にさらし漂白するという手法で作られるこの和紙は「山中(さんちゅう)和紙」と呼ばれ、ナチュラルな風合が魅力の和紙です。
農家の冬仕事として伝承してきましたが、近年では生産農家が激減しています。そういった状況下で、山中和紙の生産技術を守り伝えようと今回のヌシ長尾さんが継承しました。
この伝統ある山中和紙の製造は、昔は近所の人達で協力してやっていました。
しかし、昨今の人口減少の影響で近所の人を集めて作業することも難しくなってきています。作業も人手が不足しています。
今後もこの素晴らしい技術と山中和紙を残していきたい!と思っておりますので、ぜひたくさんの方にお手伝いいただけると嬉しいです。
今回は、山中和紙を作る工程の中の原料を作る作業、楮の皮剥きをお手伝いしていただける方を募集します。
プログラム当日の流れ
■11月2日(月)・7日(土)・11日(水)・15日(日)
※全日程、満員となりました。
8:00~8:15 集合、山中和紙・作業の説明
8:15~10:00 楮(こうぞ)の皮剥き
10:00~10:30 休憩
10:30~12:00 楮(こうぞ)の皮剥き
12:00~13:00 休憩
13:00~15:00 楮(こうぞ)の皮剥き
15:00~15:30 休憩
15:30~17:00 楮(こうぞ)の皮剥き
17:00~17:15 作業終了、オカエシをもらって解散
ヌシ(プログラム案内人)について
長尾農園の長尾隆司と申します!
夏はトマトづくりなどの農業を営んでおり、冬は伝統工芸の担い手として山中和紙づくりをしています。
https://nagaonouen-tomato.crayonsite.net/
今回の皮剥き作業は山中和紙を作る工程の中の原料を作る作業で、地味な部分にはなりますがとても大切な作業です。
とても人手がいる作業なので、ぜひ助けていただきたいです。
どうぞよろしくお願いします!