未来へ残したい雪国の伝統文化「山中和紙」
飛騨高地北部に位置し、四季折々に表情豊かな山々に囲まれる飛騨河合町。
冬にはたくさんの雪に覆われます。
今回のプログラムは、伝統工芸「山中和紙」づくりの後継者である長尾隆司(ながおたかし)さんとともに、同じく古くから山中和紙づくりをしている清水さんのお家で、楮(こうぞ)の皮むきのお手伝いです!
11月2日(月)の8時〜17時に、材料のコウゾの皮むきを行いました。
地元の有志の方々、ヒダスケさん2名の参加です!
今回のヒダスケさんは、直接連絡をくれて飛騨に来てくれた岐阜大学の学生と、普段お仕事で山中和紙を使用していて実際の作業を手伝いたい!ということで地元の方がご参加くださいました。
集合してまず簡単に長尾さんの方から簡単に山中和紙の説明をしていただき、早速作業開始!
コウゾの皮が剥きやすいように、2時間半蒸したコウゾを釜から取り出します。
熱々になったコウゾをみんなで作業場まで運搬です。
湯気が凄いので、メガネをかけていると凄い勢いで曇っていきます笑
作業場に移動した後は、メイン作業コウゾの皮むきです!
皮が剥きやすいように、ハンマーでコウゾの先っぽを叩いた後に、簡単な機械を使ってコウゾの皮を剥いていきます。
このコウゾの皮むき、スルスルと綺麗に向けていくので、どんどん熱中してきて1時間ぐらいであっという間に終わってしまいます。
ストレス発散にもってこいです♪
次のコウゾが蒸しあがるまで、1時間半ぐらいあるので、みんなでお茶を飲んだり、お菓子を食べたりして話に興じたり、散歩をしたり。
このまったりした時間がなんとも言えないほど最高なんです😊
これを1日4回繰り返して、17時ごろまで作業を行います。
1回1回の作業自体は1時間ぐらいで終わってしまうので、8時〜17時の半分ほどは休憩時間になります。
お昼には、清水さんのお家にある山中和紙博物館で、色々な山中和紙を見せていただきました!プリントしたり、障子に使ったり、名刺に使ったり、提灯に使ったりと、とても丈夫な紙なので、色々な用途で使えるそうです。
妄想が膨らみますね〜😊
作業終了後は、オカエシの山中和紙(A4や葉書サイズ)とさるぼぼコイン500ptをプレゼント!
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参加者の声:
ボランティア的要素があるのに、郷土の文化や昔ながらの知恵や努力を学べ、お互いが恩着せがましくならない関係が気楽で良かった。
他の参加者とも交流ができて楽しかった。
過去の紙すき体験とは違い、実際の作業工程の手伝いができたことで役に立てている満足感が得られた。また、伝統の製法について興味があったがヌシさんに負担なく垣間見ることができ今回のプログラムは有難かった。
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コウゾの皮むきのヒダスケ!は、11月7日(土)、11日(水)、15日(日)と続きます。定員は既にいっぱいですが、多くの方に飛騨の伝統技術を知っていただければと思いますので、ご興味のある方はぜひ気軽にお声がけください!