師匠から学ぶ!昔ながらの石積み工法『空石積み』を体験しました

飛騨市宮川町の棚田と板倉の里「種蔵」。
静かな種蔵には、全国でも珍しい石積み造りの棚田が広がり、咲き誇る花々に囲まれ昔ながらの板倉(食料等を保管する蔵)が点在しています。

今回は、ヌシの石積みの師匠 今井了恵 さんから次世代に引き継ぐべく技術石積み工法『空石積み(からいしづみ)』 を伝授していただき、実際に体験しました。

今井さんは 岐阜県唯一の石工講師です。 石積みの素晴らしい技術を伝えたい、種蔵に関わってくださる方の力でこの種蔵の景観を長く維持してほしい…という想いで当プログラムを開催してくださいました。

この日は、親子連れの方や市外の方など14名が参加しました。
(今回は飛騨みんなの博覧会との連動企画です。)
先般別のヒダスケプログラムに参加された方から「前回楽しかったので、今日は息子と一緒にきました!」と。嬉しいです…!

今回のプログラムでチャレンジする「空石積み」。「空石積み」は田んぼや畑に転がっている野面石(のづらいし)と呼ばれる石を使います。コンクリートやモルタルを使わないので、環境にもやさしく、何度も積み直せるという昔からの知恵とあたたかさを感じられる工法です。

空石積みの石垣

早速今井さんから石の積み方を教えていただき、作業開始です。
石の形や大きさをみながら、向きや角度を変えながら積み上げていきます。
まるでパズルのようです。

ちょうど良い形と大きさの石を畑を耕しながら見つけます。
宝探しとパズルを組み合わせたようにできるので、お子さんたちも楽しそうに作業していました。

今井さんは『脳トレ』になりますよ!と大人の皆さんにもオススメしていました。

「空石積みは難しそう」と感じてしまいがちですが、みんなでやるととっても楽しく、景観が美しくなっていくのが作業をしながら分かります。
とても清々しい気持ちになります。達成感もありますね!

作業終了後は、オカエシの野菜。
板倉の宿でスイカ割!板倉の宿のスタッフさんからの心温まるオカエシ
子どもたちも大喜びです。

少し秋も感じられる涼しい夕方になんだか懐かしいような、優しい気持ちになれる時間でした。

参加者の皆さん、お疲れ様でした!
石積み補修のプログラムは9月と11月に開催します。9月は宿泊もお得です!
体も動かすので運動不足の方にもおすすめです。
ご参加お待ちしています!

■9月26日(土)・27日(日)

■11月7日(土)・8日(日)

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